隠れた瀬戸内横断ルート、とびしま海道
四国の瀬戸内横断ルートは基本的に、しまなみ海道、明石海峡大橋、備讃瀬戸大橋の三つのルートが挙げられますが、実はそれだけではありません。
ライダー達から隠れた人気があるルートとして、とびしま海道が挙げられます。
こちらは地元では、裏しまなみ海道とも呼ばれており、地元住民が利用する事が多いルートです。
広島県の呉市と、愛媛県の今治市を連絡するルートとなり、7つの島々を橋梁で繋ぐ、ロケーションバツグンのルートとして重宝されています。
観光用としては基本的に使われて居らず、交通量が基本的に少ない点も魅力です。
颯爽とストレス無く走る事ができると同時に、道草や各島を自由に周遊して楽しむ事ができるのも、特徴になります。
更にこちらのとびしま海道は、有料の橋は一つだけで、その橋も片道560円と非常にお得な点が特徴です。
原付バイクの場合は片道50円という異例の価格で、各種ライダー達から絶大な支持を受けています。
各種島々を楽しみたいという方や、瀬戸内横断を楽しみたいという方には、非常に人気が有るスポットです。
各種スポットで美しい景色を展望できる、展望台も用意されていますので、瀬戸内の自然を満喫したいという方にも、おすすめの場所になります。
グルメもお得で美味しい
瀬戸内海といえば、やはり新鮮な海鮮グルメです。
とびしま海道では、取れたてピチピチの海鮮グルメを提供する穴場のお店も多く、ライダーやドライバーが好んで訪れます。
特に人気が高いのは、地元の常食としても知られるアナゴです。
瀬戸内海の激しい荒波にもまれて、身が引き締まった穴子は、食べる度に脂がしたたり、歯ごたえもバツグン。
そんな美味しいグルメが、地元ならではの低価格で購入出来る事も有り、休日の度に訪れるというライダーも珍しくありません。
完全に繋がっていないので注意!
とびしま海道の唯一残念な点としてあげられるのが、道が完全には繋がっていないという点です。
本土から7つの島々を橋梁で渡った後、四国まで手前という所で道は途切れてしまいますので、そのまま進みたいという事があれば、フェリーに乗って向う必要があります。
より効率良く巡りたいという事であれば、どこか別ルートに途中で向うという方法もありますが、せっかく訪れたのであれば、フェリーからの景色も堪能したいところです。
フェリーに乗ってほっと一息入れつつ、更に四国方面に向いたいという事であれば、事前にフェリーの時間を調べておいて、計画的に向う事も必要になります。
のどかに、お得に、絶景や美味しいグルメを堪能出来るのが、とびしま海道の特徴です。
裏道ならではの交通量の少なさも、魅力として知られています。