バイクがうるさいといわれるいくつかの原因
バイクの魅力は、そのマシンとしての美しさや走りの爽快感などに加えて、エキゾースト音のカッコ良さというものもあります。
そのため、オーナーは目に見える部分だけでなく音も楽しめるわけです。
ですが、近所の住民の方などから「バイクがうるさい」とクレームを出されてしまうことがあります。
もちろん適正な消音機能が保たれている正規のマフラーを装着しているのですが、それでもバイクの音が気になるという方もいるのです。
その原因としては、バイクに対する一般的なイメージが背景にあるかもしれません。
バイクに乗らない方の中には、いわゆる暴走族のように騒音をわざと出して走り回っている悪いイメージが付いていて、バイクの音を聞くと自動的にうるさいと感じてしまうのです。
たとえ自分のバイクはそこまでの騒音を出さないとしても、同じバイクの音だということで拒否反応が出てクレームにつながるというわけです。
もう一つは、バイクが家や住民の近くにあるということが原因になりえます。
自動車は家から多少離れた駐車場に停まっているため、それほど音が聞こえないのに対して、バイクの駐輪場はスペースの関係で住居の近くにあるケースがよくあります。
そうなると、より音が近くで響くので気になるわけです。
さらに、本当に排気音が通常のバイクよりもうるさい可能性もあります。
原付よりもスーパースポーツバイクだと、そもそもマフラーの規制値自体が高い数字ですのでより大きな音を出します。
また純正マフラーから社外パーツに交換している場合は、音量が大きくなることが多いです。
そうなると、あえて騒音を出しているわけではないにしても、現実として他のバイクよりもうるさくなってしまっていることもありえるわけです。
迷惑をかけないための対策
まず大前提として、不正改造や認証されていない規制値上の騒音を出すマフラーを装着するのはやめましょう。
その上で規制値を守ったパーツを装着していて、自分は法的には問題のないことをしているのだから構わないという開き直りもやめた方が良いです。
たとえ法律を守っているとしても、実際に近隣の方々に迷惑をかけているのであればマナー上対策を施すべきなのです。
まず、パーツ装着の不具合や故障などによって、認証マフラーであっても音量が大きくなることがあります。
そのため排気漏れなどがないかを、一度細かくチェックして整備をしましょう。
そして暖機運転をする時には、あまり長い時間かけっぱなしにすることなく短時間だけにするというのも対策として重要です。
他にも、アイドリング中にアクセルを回さないことや、夜遅い時間にはできるだけアイドリングをしないといったことも心がけるべきです。