音問題
バイクといえば、問題の1つとして挙がるのが騒音の問題です。
車と比較しても、バイクはマフラーの音が大きく聞こえがちですし音量次第では騒音で周囲の人へ大きな迷惑をかけてしまう可能性もあるので注意が必要です。
とはいえ、バイクのマフラーからの騒音問題はたびたび問題になったことからも平成28年4月に法改正がされたことによって、厳しい規制がされています。
平成29年の12月13日以降に作られたバイクやマフラーに関しては新基準が適合されていたり、適合認証が義務化されていたりと騒音に対する対策がされています。
こういった基準もあるので、元々ついているマフラーを交換してあえてマフラーの音を大きくしようとするようなカスタムというのは難しい状態になっています。
騒音の規制値
バイクのマフラーには、騒音の規制値というのが存在しています。以前は「絶対的規制値」と呼ばれるものを用いていましたが、現在は「相対規制値」と呼ばれるものが採用されています。
近接騒音測定というのがあり、その際にはバイクの排気量によって音の基準が設定されています。
50㏄以下であれば79dB、125ccの場合は85dB、250ccの場合は89dBを超えないようにしなければならないという決まりがあります。
90dBで大体室内でカラオケをした時の騒音と同じくらいだと言われています。
平成22年の4月以降に生産されたバイクに関しては近接騒音の基準の他、バイクを加速させた時に発生する騒音に関しての規制もあるため騒音に関しては厳しい規制があるということを覚えておきましょう。
250㏄以上のバイク
バイクというのは、排気量によってカテゴリ分けがされています。
50ccから250cc以下のバイクに関しては保険と税金を支払い続けていれば車検などを受ける必要はなく乗り続けることが可能です。
それに対して250cc以上のバイクになると、新車登録後の3年に1回目の車検を受けそれ以降は2年に1回車検を受けることが義務化されています。
もしも車検を受けたときに車検を通らないマフラーをつけていれば、マフラーを変えなければ車検を通すことは不可能です。
250cc以下も注意
250cc以下であれば、車検を受ける必要もないのでマフラーがうるさくても問題ないという認識を持ってしまう人も居るかもしれません。
しかし250cc以下のバイクでも注意が必要です。
車検を必要としないため、マフラーが腐食するなどして騒音が気になる状態になってしまう可能性もあります。
その状態を放置しておくと、車検を受けていても受けていなくても交通違反になってしまうこともあります。
規定の基準よりも騒音が大きかった場合整備不良として原点されてしまうので、車検を受けていても受けていなくてもマフラー音には注意する必要があります。