BMWをレトロにカスタムできるキットが登場

BMWのC400Xを簡単にカスタムできるキットが発売

独創的でおしゃれなカスタマイズをしたいと思っても、本格的なパーツいじりをするのは多くの人にとっては難しいものです。
せいぜいパーツを交換するというのがやっと、という人の方が多いでしょう。
そこで最近は、簡単に見た目を大きく変えるカスタマイズできる「ボルトオンキット」というものが販売されるようになっています。
ボルトオンキットというのは、パーツを曲げたりカットしたりという加工をする必要がなく、セットとして販売されているパーツをボルトで留めていくだけで全く違う外観のバイクに仕上げられるというキットのことです。
そのため、加工技術がない人でも気軽に大きなカスタマイズができて楽に仕上げられるのです。

その一つに、BMWのC400X用のボルトオンキットが販売されています。
このカスタムキットを使うことによって、「Golden Age」というカスタムバイクと一緒のデザインになります。
カットは完全不要ですし、溶接や穴をあけるといったこともせず、ベース車にはめて固定していくだけで近未来的な美しいシルエットのバイクに早変わりするのです。

もともとBMWのバイクには、このボルトオンキットがあって世界的に注目されていました。
たとえば「R NineT」モデルに装着することで、「R7」のようなシルエットにできるというセットがあります。
「R7」は「バイク界のモナリザ」と呼ばれるほど美しいデザインのバイクで、1934年に試作されたのみで終わっています。
そのバイクのイメージを見事に再現したカスタマイズを、このキットなら簡単にできるということで多くのファンを魅了しました。

ボルトオンキットのデザインについて

C400X向けのボルトオンキットは、製造時には塗装がない状態となっています。
そのため、購入者はカラーリングの指定をすることができます。
完全ブラックにしてクールでスマートな雰囲気にまとめることもできますし、ホワイトとブラウンでレトロ感のあるスタイルにすることもできます。
フォルム自体は強く丸みを強調したデザインで、ソフトでありつつも存在感があります。
フロントはBMXを象徴するグリルが付いていて、一目で分かる作りとなっているのも印象的です。

ホイール廻りをすっぽりと覆うカウルが装着されていますので、かなり横幅が出ますので迫力が出ます。
フロントライトは、ベース車ではスポーティーさも感じられる直線的なデザインですが、ボルトオンキットによるカスタムでは大きな丸形のライトとなりますので全く雰囲気の違う一台に仕上がります。
リア部分もベース車の跳ね上げの感じがなくなり、丸く下がっていく感じとなりますのでソフトな見た目に変化します。