繊細な作業が求められる
バイクの足回りとはタイヤからメインフレームにいたるパーツのことであり、さまざまなものを含んでいます。
サスペンションをはじめとしてホイールやスイングアーム、ステアリングシステム、フロントフォークといったものがあります。
足回りはバイクのバランスにとって重要なものであり、そのため繊細な作業が求められます。
全体の剛性のバランスを取っていく必要があり、トータルで考えていくことが大切です。
フロントならば、ブレーキとホイールをカスタムして、次にフロントフォーク、ステム、フレームと進んでいきます。
リアの場合はホイールをやって、次にスイングアーム、最後にフレームという感じになります。
ホイールとタイヤを変えると足元の雰囲気はかなり変わり、ルックスも良くなるでしょう。
それ以外のパーツについてもそれぞれいろいろな種類のものがあり、特徴は異なっています。
たくさんのメーカーが足回りに関するパーツを出しているため、いろいろ調べてみましょう。
足回りのカスタムにはまると、どんどんいろいろなことを試したくなるため奥が深い世界です。
足回りのカスタム
ホイールにはスポークとキャストという二種類があり、リムとハブ、これらをつなぐスポークという3つの部品によって構成されています。
スポークホイールは上記3つの部品が別々になっているのですが、キャストホイールは一体となっています。
舗装路ではキャストホイールの方がメリットがあり、オフロードではスポークホイールの方が適しています。
デザインはそれぞれの好みで選べばよいのですが、ホイールについてはサイズがとても重要です。
いろいろなサイズのホイールがあり、ルックスや乗り心地は大きく変化するのです。
他メーカー用のホイールをカスタムの際に流用して使うという方法もあります。
スイングアームとは車輪とフレームをつないでいる部品であり、路面から受ける衝撃はスイングアームからサスペンションに吸収されます。
カーブを曲がる際にはスイングアームがしなることによって、遠心力を吸収しています。
スイングアームはリアアームと呼ばれることもあり、重要な部品の一つとなっています。
スイングアームは剛性の高さが重要なのですが、それだけではなくて軽量化も大切です。
このスイングアームを選択する際には剛性と軽量化のバランスを考えるべきでしょう。
スイングアームという一つのパーツを突き詰めるだけでもかなり奥が深いです。
フロントフォークはバイクのフロントにあるサスペンションのことであり、衝撃を吸収したり、操舵性に関わっています。
中にはオイルが入っており、それを密閉するためのシールもあるため、劣化しやすいです。
フロントフォークにもいろいろな種類があり、さまざまな加工ができます。
このようにバイクの足回りの加工はとても奥の深いものであり、こだわればきりがないのですが、バイクのカスタムの楽しさを味わいやすいです。