タイヤが波打っているように見えます

タイヤが波打ってしまう原因

大切な愛車で快適なバイクライフを楽しんでいたのに、最近タイヤが波打っているように見える、そんなお悩みを抱えているバイカーは少なくありません。
バイクのタイヤが波打って見える原因は走り方にあると言う意見もあるため、どうしたら解決するのだろう?と頭を抱えている方が多いのです。

では、バイクのタイヤが波打ってしまう原因とは何なのでしょうか?
バイクのタイヤが波打ってしまう原因は、大きく分けて三つあります。
道路の状態と空気圧、そして走り方の癖です。

バイクのタイヤが波打って見えるのは、走り方が下手だから…なんて言われることもありますが、これは偏摩擦と言われる現象です。
サーキットばかり走っているバイクは端が減りやすくなり、街乗りが多い場合はセンター部分が減りやすいという傾向にあります。
また、一般的な道路を走っているとタイヤの右の端が減りやすくなると言われています。
これは道路上で排水しやすくするため、道がかまぼこ状に歪められていることが原因です。

他にも、ブレーキをかける時にどちらかの方向にハンドルを切りがちなど、運転の癖も少しずつ重なってタイヤの波打ちとして現れることがあります。
タイヤの減り方によって自分の走り方に癖があるかどうかを確認できますが、タイヤが摩擦して波打ってしまうのはその他の要素も関係しているので、必ずしも走り方の癖が悪いからタイヤが波打つというわけではありません。

タイヤが波打ちしないためにできる対策

タイヤが波打ちしないように、できる対策がいくつかあります。
最も重要なのは、タイヤの空気圧を定期的に確認することです。

タイヤの空気圧が足りていないと、走っている時にタイヤの中の空気がタイヤの中を移動することになるので、タイヤにかかる負担がまばらになってしまいます。
それが波打ちの原因となるんです。

また空気圧が強すぎると、地面の影響をもろに受けてしまうためこれも良くありません。
最低でも月に1回程度はタイヤの空気圧のチェックをすることがおすすめです。

タイヤが波打ちしてしまったら

タイヤが波打っている状態で走行を続けるのは、グラグラとし不安定な走りになるため事故を引き起こしやすく危険です。
安全に走行するためにも、バイクのタイヤが波打ちしてしまったらタイヤを交換しましょう。

前輪か後輪、どちらが片方だけが波打っている場合には片方の交換だけでも構いませんが、バランスをとるために両輪とも同時に交換するのがおすすめです。
片方だけタイヤを交換すると劣化具合が前と後ろで異なってくるため、定期点検で入念なチェックが必要になってきてしまうのもライダーの負担に繋がってしまいます。