バイクの停車場所を選ぶことの重要性
バイクは四輪自動車と異なり車体の幅が少なく小回りがきくことから、どこでも自由に駐停車できるといったメリットがあります。
1000ccを超えるような大排気量のバイクともなるとそれほど気軽に停車をするわけにはいきませんが、通常の中型~大型くらいのバイクまでなら駐車スペースをあまり厳密に気にしなくてもどこでも停車をすることができるでしょう。
ですが停めることができるからといってどこでも勝手に駐車ができるかというとそういうわけではありません。
いくら自動車ほどではないとはいえ、バイク本体はかなりの重量がありますので停め方によっては重みによって地面のへこみなどが生じてしまうことがあるからです。
特に注意をしたいのが夏場のアスファルトで、午後のかなり熱くなった舗装面にバイクスタンドを立てておくと、その重みによってスタンド部分が沈んで穴になってしまうことがあります。
スタンドが穴になってしまうと転倒の危険もありますし、舗装面の傷が大きいとその後通行する人の安全にも関わってきてしまいますのでそうしたことが内容にあらかじめ配慮をしなくてはいけません。
舗装面だけでなく雨で濡れて柔らかくなった土面の上などでも同じようなことが起こるので、少しバイクから離れて戻ってきたら倒れてミラーやウインカーが破損していたなんてことがないようにしましょう。
バイクを停めるときには市街地など規制がない場所であれば自転車用の駐輪場と同じスペースを利用することができます。
しかしよく駅前の自転車が問題になるように、無造作に駐輪スペースを利用してしまっていると歩道の障害物になってしまうなど迷惑駐車になってしまうことがあります。
通勤通学など毎日利用をするのであればできるだけ専用の駐輪場を利用し、安全に保管ができるようにしてください。
上手に駐車をするコツ・注意点
安全な駐輪を心がけることは、周囲の迷惑を軽減するだけでなくバイクそのものの安全を高めることになります。
駐輪をするときにしっかり場所や方法を選ぶことにより、盗難のターゲットになることを避けたり、いたずらされないようにすることができます。
駐輪スペースは都心部などでは地下に有料駐輪場を設けていることが多く、そうしたところであれば管理人がいることからバイクを安全に停めることができます。
ツーリング先など広いスペースに停める場合には、「バイクリフター」などの便利なグッズを使用するという方法があります。
バイクリフターは広めのちりとりのような形と底部に車輪がついているグッズで、これをリアタイヤに乗せることで簡単にバイクの方向を変えたり停めたい場所に移動をさせたりすることができます。
特に道路の脇に停めてできるだけ壁際に寄せたいと言うときに効力を発揮するので大きなバイクを持っている人におすすめです。